Akaso Trace 1 レビュー

 

Akaso Trace 1

グローバルサイト

www.akaso.net

 

Akaso というメーカーはドラレコ業界ではあまり聞きなじみがないでしょう。

アクションカメラを中心とした商品構成のメーカーです。

ま、基本的にOEMで自社で設計開発はほぼしてないと思われます。

 

んでは、今回 Akaso Trace 1 というドラレコを購入したのでそのレビューです。

ファームウェアバージョンは「2019-01-14」です。

 

箱や付属品。外観 

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付属品は、本体・サクションカップマウント・シガーソケットケーブル(USB1ポート付き)・データ用ケーブル・ケーブルクリップ・内張り剥がし・説明書。

2019/02/17時点のアマゾンの商品説明では下記のようになってますが16GBメモリーカードは付いてません。

★セット内容:●ドライブレコーダー本体*1(16GBメモリーカード付き)●車載用充電器*1●USBケーブル*1●カメラブラケット*2●ハードワイヤキット*1●ケーブルクリップ*5●日本語取扱説明書*1

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スペック

・前後録画:(1080p30+1080p30)

・前方録画のみ: (1080p60)

・Novatek NT96663?+Sony IMX307+Sony IMX307

リチウムイオンバッテリ

GPS無し

・実質fpsが西日本LED信号に同期しないようになる設定は無い模様

 

フロントのみなら1080p60fpsでの録画が可能。

リアカメラは室内用で赤外線ライト付き。録画映像は白黒のみ。

パーキングモードは給電がオフになると内蔵バッテリーによる監視する簡易的なもの。

Gセンサートリガーで数秒後からの記録。

3芯式ケーブル使用ならACCのオンオフ判断してモード移行するのかは不明。

といったところで特に変わった機能はありません。

 

特徴は前方後方カメラが本体一体型でリアカメラが室内用。

タクシー等以外、個人でこのタイプを使用する方は少ないかもしれませんね。

 

液晶画面は

・フロントメイン+左上に小さいリアカメラ映像のPIP

・フロント映像

・リア映像

の3種類。電源ボタン短押しで変更できます。

リア映像は液晶表示上では左右反転しています。録画映像は反転無し。

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ファイルはフロントとリア個別に作られます。

2019_0207_213048_009_FR.MP4 ←フロントファイル

2019_0207_213048_010_RE.MP4 ←リアファイル

ファイルネームはこんな感じで。

 

画質

前後カメラとも Sony Starvis IMX307 らしい。

ということでサンプル映像。Firmware:2019-01-14

 

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リアはともかくフロントはIMX307で間違いなさそうですかね?

水平録画画角は前後ともに115~120度程度。

 

では、次にほぼ同じスペックのイメージセンサーSony IMX291のMeg-Tech Mini0906との比較。

youtu.be

 

昼間はほぼ同じですね。夜はチューニングの違いが大きい。

Mini0906は高ISOでノイズっぽいが暗い所も捉えつつ白飛びもある程度抑えた映像。

Trace1は素直な感じ。

 

じゃ、次。フロントのみの1080p60fpsで。

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60fpsとの違いが分かりやすいようにMini0906は1080p30fps設定。

明るい場面ではちゃんと60fps。暗くなると30fpsになります。

夜はほぼ30fpsですね。街灯や看板などの強い灯りがある場合は60fps。

比較動画にあるように60fps時はお店の看板の文字がぶれずに読めます。

まあ、ただ夜は殆どの場面で実質30fpsになると思います。

 

フロントカメラの画質はFHD画質でまずまず。夜はStarvisということで良い部類でしょう。

ただ動画ビットレートが低め(12Mbps+12Mbps)なので木々や葉っぱなどの細かいオブジェクトが多い場面ではブロック状になりやすい。

リアカメラは画像変化が少ないのでフロントよりビットレートを落としてもいいと思う。

オプションでビットレートを選べるようにしてくれるとより良い。

High : 20Mbps+12Mbps

Middle : 16Mbps+10Mbps

Low : 12Mbps+8Mbps

こんなかんじで。

 

リアカメラは白黒オンリーです。カラーも選択出来たら良いのに。

リアカメラ画質は同タイプのドラレコを所持していないので比較のしようが無いのでなんともですが悪くないでしょう。

車内、車外共に破綻無く撮れるように調整してあります。

自車の左右の車線変更、幅寄せ、2輪のすり抜けなんかの状況を捉えるのにはOK。

設置位置の関係上、後ろの車のナンバーを捉えるのは難しい。

 

レンズ部分が独自に上下左右に動くわけではないのでアングル調整は難しいかも。

この辺はコストに影響する部分なので妥協が必要かもしれません。

 

あとマウントとUSBジャックの位置関係が悪く干渉します。

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この写真の角度のフロントガラスだとマウントとUSBプラグが引っ掛かります。

レンズを右方向やまっすぐ正面に向けるのならもう少し寝ているフロントガラスの角度でも問題ないですが

ちょっと左に向けようとするとUSBケーブルとマウントが引っ掛かります。

 

PCB基板の設計変更はコスト上難しいと思うので、干渉しづらい小型のマウントに変更するか、小型に作れる両面テープタイプをもう一個付属した方がいいと思います。(メーカーさん。よろしく)

 

・まとめ

リアカメラも付けたいけどリアカメラ分離型だと配線が面倒くさい、費用が掛かる。

でもこれならシガーソケットに挿してフロントガラスに張り付けるだけで

前後ともに録画できるのでお手軽に設置したい方にとってはいいかもしれません。

同じStarvisセンサーで同価格帯のYupiteru SN-SV40c(Sunplus SPCA6330+Sony IMX291)より画質は良いと思いますよ。